口下手な人は営業の時にアイスブレイクとかしないで速攻本題に行け
仕事柄、事業を1つ任されているので、自分で新規営業にも行けば、委託先との交渉ごとにも全部出向いています。
そういうと、さぞ交渉力が高くてコミュ力が高くて営業得意なんだろうと思われるかも知れません。でも、個人的には色んな仕事のカテゴリの中で営業が一番苦手なんですね。
新卒の時に新規開拓の営業をしていたのですが、トラウマ的に契約が取れず、それ以来苦手意識がぬぐえません。しかも、自分は第一印象でちょっと冷たい印象をもたれてしまうことがあるんですね。少し眉毛がしかめ気味だったり、目が切れ長系なのでそう見えてしまうのかもしれません。さらに、基本他人に興味が無いタイプなのでコミュニケーションも非常に下手です。
そんなわけで営業苦手です。
でも立場上やるしかない。
そんな中で色々と場数を踏んだ結果、あるテクニックにたどり着きました。
「挨拶したら速攻本題!」
というテクニック(?)です。
どうせ世間話なんか出来ないし求めて無いだろ
営業の基本は相手との信頼関係構築と言われます。
そのために営業のノウハウ本などでは開始数分「アイスブレイクトーク」と呼ばれる世間話を展開し、『ひと盛り上がりしてからスムーズに営業トークに移りましょう』的なことを書いてあったりします。
でも、そんなの無理やろフツウ。
そもそも新規開拓だと、相手が好意的じゃない可能性も高いわけで、そんな人に無理に天気の話なんか振ったって数秒しか続かないし、すべらない話なんてまずありえない。
相手も貴重な時間を使ってるのだから無駄話はしたくないし、こちらも相手のプライベートに興味なんか微塵も無いので、仕事以外で聞きたいこともなんか何一つ無いわけです。
相手の懐に入るのが天才的に得意な人もいるのかもしれないですが、そういうトレーニングを積んだリア充属性でもないし、むしろそういうの苦手で生きてきたんだから無理しないのが得策です。
どうせ話すことも無いんですから、着席したら速攻本題に行っちゃいましょう。
お客さんとの最強の共通の話題は「仕事の話」
仲良くなるための最善の方法というのは、お互いの共通点や共有の話題を見つけて盛り上がることだといわれています。確かに、お互いに知識の深い分野の会話は盛り上がりやすく、親密になりやすいと思います。
しかし、私は根っからの変わり者なんですね。趣味も何もかもピッタリ合う人に出会ったことはほとんどありません。そんな、人と違うことを良しとするような変わり者は共通の話題が無い上、自分の得意フィールドを話せば話すほど人と距離が離れていく悪循環に陥ってしまいます。
そういう変わり者でもお客さんと共通の話が出来るんです。
それは、ズバリ「仕事の話」です。
そもそも商談の席に着いた時点で、全く的ハズレな提案になることはありえません。
相手の業域や仕事の課題を想定して、こちらはそれに合った商品を設計し、提案するわけですから。そこは確実にお客さんのフィールドであり、こちらのフィールドでもあるわけです。
そして、仕事のことについては、こちらはエキスパートですから、向こうも頼って質問してくれます。お客さんの質問に真摯に答え、困ってることを解決する策を懸命に考えてあげれば、徐々に相手も心を開いてくれるものです。最後には思いがけない業界情報や悩みを吐露してくれるようになるかもしれません。
仕事の話の中で芽生える連帯感というものは確実に存在します。
本題がスムーズに終われば、相手から世間話を振ってくれる
しっかり仕事の話が出来て、商談も終わりの局面になれば、流石に相手もこちらに気を使い出します。
「ちょっとくらい帰り道の話とか振ったほうがいいのかな?」
「この前の雨の日の話とかした方がいいかな?」
など、逆にこちらの心情を忖度し始めるのです。
自分から相手の興味範囲を探り、返答がもらえそうなボールを投げるのは非常に骨が折れますが、相手からボールを投げてもらえれば、あとは来た球を打つだけですから、とても簡単な作業です。
仮に最後まで世間話が振られなくても商談が早く終わったと割り切ればいいですし、稀に本当に無駄話が嫌いな担当者などもいますから、それはそれでスタンスなんだと思えば良いと思います。
商談相手と仲良くなろうなどと思うな
お客様は友達ではなくあくまでビジネス相手。
仕事のメリットがあってこそのお付き合いなわけですから、「とにかく仲良くなって人間力で売ろう!」なんてことを考えない方がいいのです。お互いにお互いを利用することを考える関係になれればそれで十分だと思います。
まずは儲け話を提供することがその後の関係に繋がるんだと思えば、速攻仕事の話をするのは失礼でもなんでもなく、むしろ時間を割いてくれている相手への最大の敬意ではないかとすら思うのです。
写真:ぱくたそ
「話し方」の心理学 必ず相手を聞く気にさせるテクニック (日経ビジネス人文庫)
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2030年を生きる子供たちに英語は必要か?
子供に英語って必要あるの?
少子化が進む日本において、一人っ子がますます増えている。
一人っ子化が進むことで、家計の中から一人の子供に投下できるお金が増え、習い事や教育にかけるお金も増えている傾向にあるらしい。
そんな、近年の子供の習い事で人気なものといえば「英語教育」である。
中には日本語もまだ満足に話せない幼児のうちから英語教室に通わせて、母国語以上に英語能力を養成しようという親御さんもいるようだ。
確かに、国際化社会で活躍できるように言語を学ばせたいという気持ちは理解できなくはない。
しかし、実は私は英語教育に熱を上げることに対して懐疑的だ。
特に、ビジネスシーンにおける英語の必要性というのが、今後どんどん無くなっていくんじゃないかと思っている。
「言語の壁」はテクノロジーによって消えていく
言語の壁を越えて活躍できる人材を作ろう!という考え方は、「言語は壁である」「言語は学ばなければ得られない能力である」ということが前提だと思うが、私は、その前提は2030年代においてはテクノロジーで容易に崩れ去ると考えている。
例えば、Googleなどが研究を重ねている音声の同時翻訳機能が充実すれば、音を聞くのとほぼ同時に母国語に翻訳され、意味を理解することが可能になるだろうし、デバイスも補聴器型のものから、2030年頃にはもはや着けていることが分からないような、体内埋め込み型や脳波直結型のものなんかも登場している可能性は十分にあると思う。
技術によって価値が変革したとき、もはや世界には「言語の壁」は無くなるのではないだろうか。
となると、将来を見越して「英語がしゃべれる」という能力をいくら伸ばしても、そのアドバンテージはテクノロジーによってもはや無いものになっている可能性が高い。
つまり、幼児期の英語教育は、同級生に比べてちょっと英語かじってます程度の、「受験対策レベル」の効用しかもたらさないのではないかと思うのだ。
言語の壁がテクノロジーで無くなっていく潮流は最早避けられないので、今、通訳や翻訳などの言葉の仕事をしている方も、いずれ何らかのウェアラブル端末や埋め込みチップなどのIOTテクノロジーに仕事を奪われる事態を想定しておいたほうが懸命である。
必要なのは、表現力や思考力など人間ならではの能力
では、何が習い事として必要なのか?
今、私が答えを持ち合わせているわけではないが、1つ確実に言える事は今後機械に置き換えられることの無い能力を養成することが生命力の強い子供を育てる上で重要だということだ。
単純な言葉や計算などの能力はいずれ完全にシステムに置換される。
大事なのは、システムやツールを適切に組み合わせて「使う能力」であり、他人と議論し、自分の意思を「伝える能力」である。
つまり、より人間らしい能力、人間ならではの能力が求められるようになると思われる。
実際に三菱UFJ銀行では、先日、9500人分の仕事をシステム化によって削減すると発表している。この潮流は避けようのないものだ。
三菱UFJ、9500人分の仕事自動化 国内従業員の3割 :日本経済新聞
かの哲学者パスカルは「人間は考える葦である」と言った。
その言葉の通り、今後人間は「考える能力」が高い次元で求められるようになる。
その時に、独創的な発想を適切な言葉で表現し、実際に実現させていく能力が2030年代の子供たちに必要なのではないか。
今、最も養成すべき「ハマる力」
世の中の物事はどんどん細分化され、各分野の深度もどんどん深くなっている。
好きこそ物の上手なれと言うが、社会においても好きで物事をどんどん突き詰めていく姿勢が何においても必要とされる。
子供の教育に必要なのは、幼児、児童の期間にできるだけ様々なものに触れさせ、経験させ、自分の「好きなもの」を見つけさせてあげること。子供が見つけた「好きなもの」を親が後押ししてあげることだと思う。
親が決めた教育方針より、まずは全方位的な経験。
そして、何かスペシャルを見つけたらトコトンやらせてあげること。
何かに「ハマる力」が多様化する時代において、特別なスキルになるんじゃないかと思っている。
論理的思考のトレーニングには橋下徹の論破動画が最適な件
最近、行き返りの電車で橋下徹の論破動画を、もはやラジオ代わりに聞いてます。
メディア各社の悪意のある質問に対して、見事に立ち回り、完膚なきまでに叩きのめす様子は圧巻です。
その頭の回転と、議題設定能力、ディベートテクニックはまさに必見。
そして、専門家をも凌駕する圧倒的な知識量と弁護士ならではの法律知識をベースにしたロジックは伝家の宝刀とも言うべき切れ味です。
企画や営業などの言葉を武器に仕事をしている人はもちろん、しゃべりが苦手な方、これからうまくなりたい方もとりあえず見ておいて損は無いと思います。
同じ論破系動画でも、ひろゆきやホリエモンの場合は、若干「相手の揚げ足の取り方」にスキルが偏っているので、論破後の場の雰囲気が悪くなりがちです。その点、ぐうの音も出ない雰囲気に持ち込む橋下氏は横綱相撲という貫禄があります。
ただ、橋下徹、ひろゆき、ホリエモンに共通するのは、何の裏付けの無い個人の意見や感覚的な話をさも国民の総意のように語る「主語の大きい連中」は絶対に許さず、そういう連中は特に彼らにとってカモだということです。
「それは、あなたの主観でしょ?」
「それ、あなたの感想ですよね?」
「私はそんなこと聞いたことありません」
「ここは都市伝説を語る場所ではありません」
これらは、三人に共通するキラーワードだと言えますね。
皆さんも是非使ってみてください。
友達は数人減ると思いますけどw。
橋下徹市長に喧嘩を売る関西テレビのドヤ顔記者!激怒され笑顔で軽く完全論破されるw