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スイス時計メーカーのスマートウォッチが完全にクソ

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週間アスキーPLUSで、バーゼルワールドで発表されたスイス製時計メーカーのスマートウォッチが絶賛されてましたが、おい、ちょっと待てと。
そのブランド感とか時計屋的デザインとか抜きにして、冷静に考えて欲しい。

いやいや、クソだろ。

weekly.ascii.jp

どれもこれも歩数計やら活動量計やら睡眠時間計測やらそんなんばっかですわ

一日の活動量が分かったら何だというの?
そんなの知りたい?
万歩計付けろって。

タニタ(TANITA) 歩数計 PD-635 BK

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一番大事なのはスマートウォッチは何を果たすべきなのか

スマートウォッチの覇権争いで一番重要なのは、腕の上で何をさせるかです。次にくるのがそれに最適なインターフェイスですよ。

まず、何をさせるかという観点では、「カラダに密着してるし、脈も取れるからバイタルセンサーよね」って言うのは、完全に発想が貧困です。
そういういるのかいらないのか分からないけど「すぐにできるであろうこと」よりも、もっと重要なのは何を出来るようにしたいか。今までのどの価値観を壊したいのかっていう、いわゆる「WILL」が何なのかです。

その意味で、絶賛されている「スイス製時計メーカーのスマートウォッチ」はクソです。

貧困な発想力で、今できることを考えて実装しただけ。腕の上で何をさせるのか、何を実現させるべきなのかっていう発想が欠如している。
デザインは良いかもしれないですが、それは時計としてのデザインがいいのであって、スマートウォッチのデザインとして良い訳じゃない。

良いデザインの時計が欲しけりゃ普通に機械式を買えよ。
その方が絶対満足度高いよ。

 

スマートウォッチは時計から最も離れるべき

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で、デザインはそのWILLを実現する手法に最短距離であるべきです。
パテックフィリップのカラトラバが何故色あせないか。
時間を知るというWILLに対して、これ以上にありえないほどの最適解を示しているからですよ。

スマートウォッチにも最適解が必要です。
スマートウォッチは「丸くて針が3つあって竜頭がついてて・・・」という時計の先入観から極端に離れたところから発想すべきなんです。
スマートウォッチとして実現すべき目的を定めて、それに対して最短距離のデザインを一体誰が最初に示すのか。それを確立すれば、一気に業界のデファクトスタンダードが取れる可能性が高いわけです。
オメガが明日のAppleになっている可能性もある。

その点、この記事の中ではグッチの時計が一番マシですかね。
一番、挑戦的なコンセプトで商品設計をしている気がします。

バイタルデータを知りたいなら万歩計か脈拍計をつけろ。
時間を知りたいなら時計つけるかスマホ見ろ。

スマートウォッチが果たすべきもの、最大の提供価値って何なの?

そう考えたときに、私にとってはスイス時計メーカーのプロダクトは落胆至極。
流行りモノに乗っかったレベルの軽薄なデバイスでしかないという印象です。