子育て中の妻は何故すぐにいっぱいいっぱいになってキレるのか
妻はすぐテンパる。そして、すぐキレる。
いったい何故なのか。
妻曰く、「私は体も小さく体力も無い。そのくせ子供が元気すぎてついていけない」とのことだ。
確かに、そういう要素もあるだろう。
だが、それだけではないと思う。
私から見て、目の前のタスクの整理が出来ていないのではないかと思う瞬間が多数散見するのだ。
頑張っているからといって、人を不愉快にさせて良いことにはならない
私から見て、妻は頑張りすぎだ。
1歳の子供の世話の大変さは、想像を超えるものがある。常に目を離すことが出来ないし、甘え期を迎えた我が子はゆっくりトイレで用を足すことすら許してくれない。そんな我が子をここまで大きなトラブルも無く育ててこれているのは、妻の不断の努力なくしてはありえないことだ。
さらに、我が子の発育のために公園にも定期的に行かせなければならないし、私の夕食や大量の洗濯物などのタスクも毎日のように処理している。
その大変さと、体力の消耗は理解しているし、私が手伝えるところは極力手伝うようにしている。
しかし、よくよく見てみると「それ今やる必要ある?」と思うようなタスクを、不愉快全開で「大変だ大変だ」といいながら処理し、たまに私に八つ当たりをしながらこなしているのだ。それを見ると、結局自分を追い込んでいるのは自分なのでは?という思いにも駆られる。
そして、彼女に「それは今日やらなくてもいいんじゃないか?」という趣旨のことを伝えると、「私は気になったらやらないと気がすまない性格で、やらないとストレスになる」のだといい不機嫌な眼差しを向けるのだ。
そういう彼女の性格は長い付き合いなので理解しているが、それは子供や周囲の人間に当り散らして不愉快な思いを押し付けて良い理由にはならない。それで周囲に迷惑や不愉快な思いをさせてしまっているのなら、その性格は少しずつでも矯正すべきだと思う。
「頑張る」ということの意味を考える
「家事という仕事は年収に換算すると○○万円に相当する業務に匹敵して、さらに土日休みも無く大変なんだ」という人がいる。
家事を仕事に例えることは確かにある一面で正しい。家事には仕事に必要な要素が詰まっている。
しかし、その業務量と貢献度には敬意と感謝をした上で、それを「仕事」「業務」と定義するのであれば、業務を構成するタスクを適切に切り分け、管理し、ストレス無くスムーズに進行できるよう優先度や仕組みを整備するのも仕事のうちなのではないだろうか。
何が今やるべきことで、何は今やらなくて良いことなのか。
やらなくて良いことを判断して明日に回すだけでも、もう少し心の平安が得られるのではないかと思う。
頑張るというのは、長時間休み無く働くことや、目の前のタスクに盲目的に取り組むことではない。求められる結果に向かって正しいアプローチをしていない努力は自己満足になってしまう。
家事は1年や2年の短期プロジェクトではなく、生活し生きている以上続いていく長期プロジェクトなのだから、求められる結果というのは「円滑性」と「継続性」のはずだ。
「円滑性」と「継続性」を得るために、「今やらない」という判断をする勇気と割り切りが必要なんだと思っている。
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