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仕事の名言:電通鬼十則「大きい仕事と取り組め。小さい仕事は己を小さくする」

電通「鬼十則」 (PHP文庫)

今日は電通鬼十則より、私が座右の銘の一つにしている言葉を。

この言葉、もちろん小さい仕事は一切するなという意味ではないです。
解釈は色々あるようですが、私は仕事の捉え方の問題なのでは無いかと思っています。

大きい絵を描き、語ることの難しさ

春夏秋冬

先日会った「この人は出来るなあ」という方は、とあるポイントサービスの会社のお偉いさんでした。
その人はまあおしゃべりで、こちらがプレゼンに行ったはずが、二時間に渡りほとんど先方がしゃべっているような状態でしたが、この人は「自画自賛」がとにかくすごい人でした。

「うちの会社はここがすごい!」「ここは絶対に他社に負けない!」「これで世界を変えます!」と、とにかく力強い言葉のオンパレードで、食後のこっちはゲップが出そうな勢いでしたが、この「自画自賛すること」って仕事をする上ではすごく重要なんですよね。

自画自賛ができるということは、自分の仕事が社会に及ぼす価値をしっかり認識していて、それが素晴らしいものだということを知っているということです。こういう大きい視点を持ち続けることってすごく難しいことです。

小さい仕事は大きい仕事の達成のためにある・・・はず

「続ける」技術

仕事って、結局小さいことの積み重ねです。
例えば、メールを送るとか、プログラムを書くとか、パワポで企画書を書くとか。しかし、それら小さい仕事は、あくまで大きい仕事を達成するための手段なんですよね。メールを送ることや、企画書を書くことが自体が目的ではないわけです。

しかし、小さな仕事の「やってる感」っていうのは大変危険です。
小さな仕事で「やってる感」を得ると、自分は頑張ってる!っていう感覚になりますから、うっかりするとそればかりを繰り返すようになってしまいます。
まあ、もちろん頑張っているとは思いますし、夢中になれるということは悪いことではありません。しかし、その執着は大きな仕事の前進に繋がっているのか?というのは常に考えなければいけません。

小さな仕事に執着することで視野狭窄に陥り、仕事の本来の目的を見失ってしまい、いつの間にか小さな仕事が目的なってしまうことがあるんですね。そうなると、それが社会に貢献しているのか?とか、前に進んでいるのか?そういうことは関係なくなってしまいます。目の前のことが済めばそれでいいという考え方になってしまう。

例えば、プログラマにとってプログラミングは仕事かもしれませんが、本来そのプログラミングは、それによって商品やプロダクトを生み出すための手段なわけです。それを認識せずに「俺の仕事はプログラミングだから綺麗なコードを書ければいいんだ」と思ってしまえば、その人は一生「作業員」の域を出ないわけです。

自分の仕事の意味を忘れない技術

あなたがこの世に生まれてきた意味 (角川SSC新書)

このデキルおじさんが、自分は管理職だからといって、自分の仕事を単に「下が持ってきた企画にはんこを押し、業務を管理をすること」と認識していたら、つまらないハゲて腹の出た中年のおっさんだと思います。

しかし、「自分がやっている仕事は世界を変えるんだ!」「この業界でトップを取って、新しい価値観を根付かせるんだ!」という大きな使命を持って、企画書にはんこを押しているからこそ、同じ一つの「はんこを押す」という仕事でも、自分にも会社にも、そして社会にとっても残るものが違うわけです。

自分の仕事の意味を考え、より大きく俯瞰的な目的を持って取り組むということがこの「大きい仕事と取り組め。小さい仕事は己を小さくする」という一言にこめられているんじゃ無いか・・・と思い、この言葉は私のやけに多い座右の銘リストで常に上位の言葉になっています。

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電通「鬼十則」―広告の鬼・吉田秀雄からのメッセージ

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