チュートリアル徳井「M-1の予選で負けて泣いてる子はまあ面白くない」テラスハウス名言
昨日、嫁(実在の)と一緒に「テラスハウス」なる番組の録画を見てたんですよ。
このテラスハウスっていうのは、男女3対3の計6人が、海の見える豪華な家で共同生活をします、台本はありません!っていう番組なんですけど、じゃあその明らかに複数台編成のハイビジョンカメラは何なの?っていうのはツッこまないお約束の、いわゆる「リアリティーショー」です。
この番組、本編の進行の裏で副音声がありまして、YOUさんやトリンドル玲奈さんらスタジオのパネラー達が、同じVTRを見てあれやこれやワイワイやってるんですね。で、私なんかは本編よりそっちの方が楽しみで、本編は字幕で追いながら、副音声で南海キャンディーズ山里のクズ発言を楽しむっていうのが主な視聴方法になっています。
で、今週、見てましたらパネラーの一人であるチュートリアル徳井さんが面白い名言?を言っていましたので、ご紹介したいなと。
書きおこしではなく記憶なので、若干のニュアンスの違いは目をつぶってください。
つ推薦図書:テラスハウス インサイド
今週のあらすじと発言の経緯
話の筋はこうです。
この年末年始で、長くテラスハウスの精神的な支柱であった、元RISEチャンピオン宮城大樹が卒業し、それと同時に、グラドルとしてブレイク寸前にまでノってきた「いまだかつてないデカさ」こと筧美和子も卒業。そして、独特の雰囲気と求道者的スタイルでメンバーを引き締めてきた、「名言製造機りなてぃ」こと住岡梨奈も卒業と相次いでメンバーが離脱しました。
そして、入ってきたのが、以下のメンバー。
- 全く売れてないのに何か余裕を感じるブサイク芸人「マントル一平」
- 期間限定加入の現役Eカップ女子大生「小貫智恵」
- 現在無職の出戻り女王「島袋聖南」
という面々です。
現レギュラーメンバーを加えると、
- 菅谷哲也:俳優志望(実質フリーター)
- 今井洋介:写真家、時々ギター(実質無職)
- 永谷真絵:ミュージシャン(代表曲:君たちキウイ・パパイア・マンゴーだね。)
- 島一平:若手芸人(実質無職)
- 小貫智恵:大学生(Eカップ)
- 島袋聖南:ガチ無職(ガチ)
と何か今までの夢追い人的な雰囲気から一気に「無職集団テラスハウス」にシフトチェンジしました。
まあ、それはそれで色んな人間模様が展開され、ついに菅谷哲也にも春が?とか、恋多き男ようさんがjya-me(ヤミー)といい感じで浮かれすぎて滑稽!など楽しい感じではあるのですが、ある日の食卓で、ようさんこと今井洋介が突然爆弾を落とします。
どうやら、ようさん、最近のテラスハウスの雰囲気に不満を持っているらしく、以前はもっとやる時はやるとか、勝負師の一面があるとか、みんな熱意のある集団だったけど、最近はふわふわしているよねと。こんなんじゃダメなんじゃない?というんですね。
南海キャンディーズの山里からは「どの口が言うんだ」という声も聞かれましたが、この言葉が痛く響いた様子なのが現役Eカップ小貫智恵。
夜毎の晩酌にてマントル一平に、ようさんから言われた一言がグッと刺さったと打ち明けます。確かに、ふわふわした感じはあるよねと。そして、ネタ見せで得意の大黒摩季ネタを披露するも惨敗してきた一平ちゃんにこう言い放ちます。
「一平ちゃん見てて思うんだけど、芸人さんてもっと必死というかガツガツしてるのかと思ってた。」
何気ない一言ですがこれは効きますね!
好意を持っている相手から「お前頑張ってないじゃん」って言われたわけですから。痛恨の一撃というヤツです。
チュートリアル徳井のお笑い感
それに対して出たチュートリアル徳井の毒気満載の一言が、まさに徳井の売れるお笑い芸人感を表す名言でした。
がんばってるように見えへんて言われてもなあ、意外と芸人ってそこを見せへん美学みたいのもあるしね。
熱いヤツってまあおもんないやん。
M-1の予選とかで不合格で「チクショー」みたいな感じでめっちゃ泣いてる子のドキュメントとか、「まあおもんないやろ」と。
「うわあ、あるあるだなあ」と思いましたね。
熱いのが悪いわけではないのですが、時々、「熱く頑張ってる俺」に酔ってるしまってる状態もありますよね。その努力の方向があってるかどうかとかは別として、「とにかくがむしゃらにやってる俺」とか「分かっててバカやってる俺」っていう。
そういう客を見ずに自分を見てる感じって、お客さんからも結構感じちゃったりするもので、特に関東の視聴者はそういうの敏感だと思うんですよ。だから関西の芸人さんが気合入りまくりで関東に来ると、そのさあ笑え!っていうのが透けちゃって思わぬ苦戦を強いられたりするんですよね。
お笑い芸人は頑張り方が難しい
特に、芸人の世界っていうのは頑張り方がとても難しいんだと思うんですよ。
お客さんを笑わせなくてはいけないわけですから、ある意味ヘラヘラしてお気楽を演じなければならない。頭はいつもフル回転で疲労とストレスを抱えながらも、見てくれる人にはバカをやっているように見せるという、絶妙な切り替えとバランス感が重要なわけです。
もちろん、賞レースであれば負けて悔しいのは当然なのですが、「M-1の予選とかで不合格で「チクショー」見たいな感じでめっちゃ泣いてる子」っていうのは、そういう切り替えが下手だったり、自己陶酔状態だったりするよねって言うことなんじゃないかなと。
チュートリアルの徳井さんがこの場で他の芸人が面白くないっていう話をするのって、好感度を下げこそすれ上げはしないと思うんですよ。要するにリスクがある。
でも、敢えて言ったっていうのは、自分の笑い感を語りたいということ以外にも、チュートリアルとして関東に出てきたときの苦労とかも踏まえた上で、そういう自己陶酔型の若手芸人っていうのが良くないなと思ってて、チクリと言ってやりたいっていう意味もあったのかもなぁ…なんて思いましたよ。
<合わせて読む>
みーこ Miwako Kakei 1st Official Book
- 作者: GIRLS PEDIA編集部
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/エンターブレイン
- 発売日: 2013/12/19
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログを見る